蛍光灯からLED照明の時代へ
第1回の政府間交渉委員会(INC1)は2010年に開催され、2013年1月にジュネーブ(スイス)で開催された政府間交渉委員会第5回会合(INC5)において、国際的な水銀条約に関する条文案が合意され、条約の名称が「水銀に関する水俣条約」に決定されました。
水銀は人体や環境へ悪影響があるので製造や使用を制限していこうと決まった事がポイント ❕
どんなランプに水銀を使用しているの?
どんなランプに水銀を使用しているの?
オフィス•商業施設や産業用途で使用されるランプの種類には、白熱電球、ハロゲン電球、LEDランプ、蛍光ランプ、
HIDランプ、低圧放電ランプがありますが、
水銀を微量ながら使用しているのは、蛍光ランプ、HIDランプ及び低圧放電ランプです。
安定器を取り外すことのメリット
既存の蛍光ランプをLEDランプに交換すれば電気代が安くなる!と言われて交換したけど電気代がそんなに変わっていない。騙された!と言う人の話を聞いたことはありませんか?実は蛍光管をLED照明に取り替える際、安定器(バラスト)をそのまま使用する方法が一般的ですが、これでは電気代の節約効果が十分に得られません。安定器は、蛍光管用に設計されたものであり、電力を消費し続けるため、LED照明の省エネ効果を最大限に活用することができないのです。
安定器を取り外して直結配線にすることで、以下のメリットが得られます:
- 電気代の節約: 安定器を経由しないため、不要な電力消費がなくなり、電気代がさらに節約されます。
- 長寿命: 安定器を取り外すことで、LED照明の寿命が延びます。安定器の故障リスクがなくなるため、メンテナンスの頻度も減ります。
- 効率の向上: 直結配線にすることで、LED照明が設計通りの性能を発揮し、より明るく、安定した照明が得られます。
安定器を取り外す行程
今回の工程では、電気回路を安定器を通さずに直接ソケットへ接続する作業を行います。安定器はそのまま残置しても問題ありません。
安定器
直接接続1
ソケットへ接続
直接接続2
工事後
安定器を通さない電気回路にした蛍光灯器具の写真。
安定器を取り外す前と後の電気回路図
安定器の取り外し工事は有資格者に依頼を
安定器を取り外して直結配線にする工事は、電気工事士の資格を持つ専門家に依頼する必要があります。これは、安全性を確保するための重要なポイントです。
安定器の取り外し工事には、高い電圧や電流が関わるため、適切な知識と技術が求められます。誤った作業は火災や感電のリスクを伴うため、必ず有資格者に依頼しましょう。
当社では、経験豊富な電気工事士が安全かつ確実に安定器の取り外し工事を行います。お客様のご要望に応じて最適な工事プランをご提案し、LED照明の省エネ効果を最大限に引き出します。
まとめ
LED照明交換で安定器を取り外すことで電気代の節約、照明寿命の延長、性能向上が可能に。専門家による安全な施工が必要です。