はじめに
アンテナ設置に興味をお持ちの方へデザインアンテナと八木式アンテナの違いや選び方について詳しく解説。最近テレビの映りが悪くなったとか新築物件やリノベーションを予定している方、ぜひ参考にしてください。アンテナには、八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ(ポール型)、パラボラアンテナなどの種類があります。このページは、デザインアンテナと八木式アンテナのどちらかを選ぶ場合の参考記事となっています。
デザインアンテナと八木式アンテナの特徴や違い
デザインアンテナ
デザインアンテナの外観写真 デザインアンテナは、その名の通り、外観に配慮されたアンテナです。近年、新築住宅やリノベーション物件で人気が高まっています。 外壁に取り付けることが一般的で、形状は薄く、目立たないデザインが特徴です。色も複数の選択肢があり、外壁とマッチさせることで建物の美観を損なわずに設置が可能です。 デザインアンテナは、風に強く、特に強風や台風の影響を受けにくい点がメリットです。 ただし、電波受信性能は八木式アンテナに劣るため、電波が比較的強い都市部での設置が推奨されます。電波の強い地域ではデザインをさらに重視して屋根裏に設置する方法を好まれるお客様もいまる。
八木式アンテナ
八木式アンテナの外観写真 八木式アンテナは、昔から使用されている最も一般的なアンテナです。多くの場合、屋根の上に設置され、電波をしっかりと受信します。 八木式アンテナは、特に電波が弱い地域や山間部、住宅密集地での使用に適しています。その構造上、電波の発信源に向けて正確に方向を合わせることで、より強い電波をキャッチできる点が特徴です。 高さを出して設置することで、障害物を避け、安定した電波受信が可能です。
アンテナ選びのポイント
電波状況による選び方
アンテナを選ぶ際には、まずご自宅の電波状況を確認することが重要です。都市部など電波が強い地域では、デザインアンテナでも十分に対応できますが、電波が弱い地域や障害物が多い場所では八木式アンテナが適しています。 さらに、電波塔からの距離や電波の発信方向も考慮に入れる必要があります。例えば、スカイツリーが発信源の場合、その方向にアンテナを向けると安定した受信が可能です。 電波測定器を使用して電波強度を確認するのも有効です。
設置場所による選び方
設置場所もアンテナ選びの大きな要因です。美観を重視する場合や新築物件では、デザインアンテナが人気です。一方、電波状況が厳しい地域や、確実に電波をキャッチしたい場合は、八木式アンテナが最適です。 また、設置する高さや周囲の建物の影響も考慮する必要があります。一般的に、アンテナは高い位置に設置するほど受信状況が良くなりますが、これは特に八木式アンテナに当てはまります。 逆に、デザインアンテナは低い位置でも十分に機能しますが、その場合も周囲の障害物には注意が必要です。
ブースターの必要性
ブースターは、アンテナで受信した電波を増幅し、テレビにより強い信号を届けるための装置です。電波が弱い地域では必須となりますが、電波が強い地域でも複数台のテレビを接続する場合には必要になることがあります。 ブースターの性能や種類も選ぶ際のポイントです。高品質なブースターを選ぶことで、電波の増幅が効率的に行われ、全てのテレビでクリアな映像を楽しむことができます。 また、ブースターを設置する場所や電源の確保についても事前に検討が必要です。
アンテナの耐用年数
一般的なアンテナの耐用年数は約15年とされていますが、これは設置環境やメンテナンス状況により大きく変わります。特に、屋外に設置される八木式アンテナは、風雨や紫外線の影響を受けやすいため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。 耐用年数を過ぎたアンテナは、電波受信の性能が低下し、映像の乱れや受信障害を引き起こす可能性があります。 交換時期の目安として、アンテナの腐食や錆び、配線の劣化が見られた場合には早めの交換を検討することが望ましいです。
アンテナの寿命は?
普段の生活ではほとんど意識することのない、テレビアンテナの寿命。
一般的には、「 10〜15年 」で寿命が来ると言われています。
しかし、この年数は あくまでめやす でして、アンテナによっては 5年で寿命が来てしまう ことや、逆に 20年以上長持ちする 場合もあるんです・・・!
電波の発信源
テレビの電波は、特定の場所から発信されています。例えば、関東地域ではスカイツリーから電波が発信されています。アンテナを設置する際には、この発信源の方向に正確に向けることが重要です。 ただし、電波の発信源が複数ある場合や、遠距離からの電波を受信する必要がある場合は、八木式アンテナの使用が推奨されます。これにより、遠く離れた発信源からの電波も安定して受信できます。 地域によっては、地形や建物によって電波が遮断されることがあるため、発信源との距離や遮蔽物を考慮した設置が求められます。
屋内設置の可能性
一部の条件下では、アンテナを屋内に設置することも可能です。特にデザインアンテナは、屋根裏などに設置しても電波をしっかりと受信できる場合があります。 ただし、屋内設置を検討する場合、屋根の材質や構造によっては電波が遮断される可能性がありますので、事前の確認が必要です。 また、屋内設置にはメンテナンスのしやすさという利点もありますが、電波受信が屋外設置よりも劣る可能性があるため、慎重に判断 する必要があります。特に、屋根裏に設置する場合は、金属屋根やコンクリートの構造が電波を遮断することがあるため、その点には注意が必要です。屋内設置を希望する場合は、事前に専門業者に相談し、電波状況の調査を行うことをお勧めします。
まとめ
デザインアンテナと八木式アンテナのそれぞれにメリットとデメリットがあり、選択肢はご自宅の電波状況や設置環境に依存します。電波が強い地域で外観を重視する場合はデザインアンテナが最適ですが、電波が弱い地域や障害物が多い場所では八木式アンテナが推奨されます。 また、アンテナの設置時にはブースターの必要性や耐用年数についても考慮し、適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり快適なテレビ視聴環境を維持することが可能です。 テレビアンテナの選定から設置、メンテナンスまで、一貫してサポートできる専門業者に依頼することで、安心してテレビ視聴環境を整えることができます。
テレビアンテナ設置工事に関して分からないことや不安に思うことがございましたらお気軽にお問い合わせください。